とんかつ・かつ丼チェーン「かつや」と浅草「からあげ 縁 - YUKARI -」によるチェーン店。
大した歴史もないのに「浅草」を謳う意味がわからない。
からあげ
肝心のからあげである。
かりっ、さくっとした歯ごたえはとても良かった。でも、鳥の旨味、があまりないように感じた。いわゆる食感、だけだった。
このお店では、醤油をかけたり塩をふるのではなく、焼肉屋のタレをいれる底の浅い小皿に入ったたれをつける仕様である。これが厄介であった。写真をごらんいただけばわかるように、からあげ自体が大きいので、その小皿におさまらないのだ。また歯ごたえ重視で揚げられているので硬く、タレがとてもつけにくい。ひしゃくみたいなものをつかって、タレを上からどばどはかける方式の方がよいと思う。
キャベツの存在意義
とんかつにキャベツは定番だが、からあげにキャベツは定番だろうか？
もちろん定食屋などでは、いろどりのために何にでもきゃべつを添えることは多い。しかし、からあげにきゃべつは何だか合わない。
ただ、「からやま」のきゃべつの質が悪かった、という疑問も残る。なぜならきゃべつがしゃきしゃきではなく、硬かったのだ。もしかすると、水にさらしてないのかもしれない。からあげの食感は良いのにキャベツの食感は悪かった。
またドレッシングもダメだった。ただ前述の通り、ドレッシングが悪いのではなく、やはりキャベツが不味いせいで、ドレッシングが合わなかった、だけかもしれない。
黒い海苔からあげ
黒の秘密は「有明産の海苔佃煮」と「 あおさ」そして「竹炭」や「醤油」など、スペシャルブレンドの漬け込みダレ。
からあげが黒かったらインパクトあるよね、という遊びだけでつくられたもの。
先ず、黒いからあげは、見た目からして食欲がわかない。日本人は白米文化なので異質な黒はDNAが受け付けないのかもしれない、なんてことを思ったり。
まずくはないけど美味しくもないので、普通の唐揚げで十分だった。二度と食べない。
総評
満足感がない。
ご飯が柔らかすぎておいしくなかったのも原因だろう。しかし、肝心のからあげが、美味い、とうならせるものではなかった。
最初にも書いたが、歯ごたえ（食感）だけは楽しめるが、所詮チェーン店なので美味しさを求めて行くようなお店ではない、ということだ。
ごはん大盛り無料、１００円割引券はありがたかった。
