カフェブームは終焉したらしい。
スタバなどのコーヒーチェーンはいつ訪れても、たくさんの客で溢れかえっている。それくらいコーヒーショップは生活の中に入り込むことに成功した。
でわ、カフェと呼ばれているお店はどうだろう?カフェ漂流を始めて感じたのは、カフェの閑散とした現状である。有名店ですら午後のひとときはがらがらで、人気のないことが多い。いわゆるカフェの時間にお客が入っていないのだ。これはカフェが生活の一部として溶けこむことができなかった証である。
スタバは人気でカフェに人気がないのはどうしてだろう?先ず価格だ。カフェの多くはコーヒー一杯の値段を500円程度に設定している。一方でスタバは350円前後と少し安い。ここで差が生まれる。もちろんカフェには場所代などが含まれているから仕方ないという意見もあるだろう。 次に味である。カフェの多くが高い割りに美味しくないコーヒーを出す。時と場所とバリスタによっては、スタバのカプチーノの方が美味しい場合もあるのだ。否、スタバはほぼ100%不味いカプチーノが出てくる。しかし、セガフレドなどではバリスタの腕が確かで、上手くカプチーノを入れる。
安くてカフェのカプチーノよりまともな味をしているなら、スタバを選ぶのは当然だろう。
また、カフェがカフェ飯ブームに乗ってしまった点も大きい。美味しいご飯が食べられるのはとても良いことなんだけど、スタバの混雑が証明しているように、お客はカフェ飯を求めているのではなくコーヒーを求めていることに気づくべきである。
カフェのメインはコーヒーである。それを疎かにした結果、今まともなカプチーノすら作れないインチキカフェが出来ては消えを繰り返している。
カフェオーナーのみなさん、もっと上手にカプチーノを作れるようになってください。少なくとも値段に見合うだけのものを。
2006年2月12日 @ 13:04